室礼セミナー「節分」

2 月 2 日節分の前日、唐沢先生の室礼セミナー「節分」が開催されました。 東京は 2 度目の雪の中、午前予定だったセミナーを午後に急遽変更したものの、25 名の大盛況のセミナーとな りました。始めの 1 時間は唐沢先生より、節分の由来や節分の室についてのお話しがありました。

日本には春夏秋冬の四つの季節があります。その四季の境目、立春、立夏、立秋、立冬の前日の日を節分と いいます。節分は4回あるわけですがどうして立春の前の節分だけが現在の行事として行われているのでしょ うか?誰にとっても、春は待ち遠しい季節であり、出発の時、事初めの時です。立春を一年の始めとする立春 正月で正月を祝っていた時もありました。その前の日の節分は、一年の終わりとして、冬の寒さや暗さ、流行 り病などを鬼と見立て、大豆を目つぶしとして撒きました。そんなわけで、春の節分だけが残っているのです。 というお話から、節分、豆まき、鬼の正体、柊や豆、鰯の意味、桃太のお話しまで解説していただきました。

いよいよ作業開始です。教材は柊、豆殻、小鰯、あたり棒、升、福豆、鬼の折り紙用和紙、緋毛氈、節分の冊 子が配られました。まず鬼の面を折り紙で作ります。皆さん久々の折り紙に悪戦苦闘していました。

節分の室式を唐澤先生が後ろのコーナーでお手本を見せてくださいました。

 

絵馬と鬼の面。

 

文旦、ユリ根、蕗の薹、水仙、如月菜。

 

升に豆、小鰯、柊、豆 殻、あたり棒。

 

升と福豆の和菓子