2018年4年25日に「インテリアを語ろうかい」で本年のミラノサローネを視察した会員6名による報告が行われました。最終回の6人目は濱中恵理さんです。

No.6「ミラノサローネとARMANI / CASA」

ミラノは好きで何度も訪れている街ですが、ミラノサローネについては今回が初めてでした。もともと母の代からコレクションにも足を運び、ファンでもあったジョルジオ・アルマーニ氏。そのアルマーニの哲学に基づいたホームコレクションARMANI/CASAで開かれるパーティーへ連日参加できることになったのも、JAFICAならではのご縁でした。サローネの初日には、プレス向けパーティーへ、その翌日は、ARMANI/DADAのパーティーへと参加させていただきました。

店内には、ジョルジオ・アルマーニ氏が理想の住空間をコンセプトに作られたホームコレクションの数々が溢れていました。今年は、従来のシックでシンプルな光沢のあるベージュやグレー系のカラーに加え、深みのある赤、青、緑色3色の新色を組み合わせたプロダクトを発表していました。ミニマリズムのイタリアンモダンの中に、かすりのような文様、衣文かけや帯といった着物を連想させるような展示などに、日本をはじめとするオリエンタルなエッセンスが取り入れられています。家具、ファブリックに絶妙に取り入れられた色彩は、アルマーニだからこそ実現できる質の高い調和を感じることができました。

プレス向けパーティーでは、同行した北村氏が、今年の新作のスカーフを身にまとい、アルマーニ氏を喜ばせ、一緒に写真撮影することが叶いました。今年で84歳になられるとのことですが、益々クリエイティブなご活躍が楽しみです。賛助会員であるアルマーニ・カーサの皆様には、ご招待いただきましたこと、心より感謝申し上げます。

サローネの開催期間よりも数日前にミラノ入りし、ARMANI/SILOSというファッションミュージアム、モンテナポレオーネの本店、ホテル等も堪能し、ジョルジオ・アルマーニ氏の世界観に理解を深めることができました。

また、サローネ期間中はHERMES、LOUIS VUITTON、BOTTEGAVENETA等の数多くの世界的なラグジュアリーブランドが、ファッションや自社の主力製品に加えて提案するインテリアプロダクトの特別展示を催し、一同に見ることができるのもミラノならでは魅力だと思います。

 

【投稿者】濱中 恵理

株式会社アーバンコンセプト 取締役

長い専業主婦から一念発起し、2006年不動産会社を作り、中古マンションや中古住宅を買取り、リノベーションして、販売する事業をしております。個人のお客様のリノベーションやインテリアのご相談、オフィス、店舗、セミナーMCなど、多岐に渡って活動中です。

 

【ホームページ】http://www.urbanconcept.co.jp/