画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる

 

第一部の基調講演11月29日「IDMシンポジウム2019」に参加しました。

講師はJAFICAのイベントにも時々参加してくださっている栗山正也先生。

 

 

 

日本のインテリア業界の歴史を作ってこられたお一人である先生が見てきたインテリアの世界や、

インテリア○○という資格がそれぞれの所で生まれていった経緯など歴史年表とともにお話しくださいました。

 

1部の後半代表的な5団体のそれぞれの活動の発表。

JAFICAの紹介では 顧問である江口惠津子さんがこれまでの歴史と様々な会員の活動を紹介してくださいました。

オールマイティーな暮らしに密着したICが

フリーランスであるからこそ、相乗効果で自分の視野が広がりどんどん進化していくことができるというメリットを聞くと改めてJAFICAに所属する意味が感じられました。

2部では5団体の代表の座談会が行われました。

インテリア関連といっても住宅であったり、商空間であったり、共通している仕事内容を持つにも関わらず全く違った観点でそれぞれの立場で仕事をしていることが面白いと感じられました。

 

 

インテリア○○。○○の中にはデザイナーであったり、プランナー、コーディネーターだけでなく、

スタイリスト、プロデューサー、アーキテクト、同じ資格を持っていてもそれぞれ時代のニーズやその自分の発信したいことによってちがっている。

インテリアにかかわる職能団体がこれから仕事を広げられる可能性は海外の新築やメンテナンスもあるし、

例えばICであれば店舗やオフィスなどの仕事も増えてきて職能としての得意分野だけでなく別の対象業種にも広がる可能性がある。などなど他にもいろいろと短い間に熱くたくさんのディスカッションが行われました。

 

特に印象に残ったのはJCDの飯島氏の発言にあったICとの係わりのエピソードで、

住宅の仕事の際、カーテンや壁紙のテクスチャーを整えることは同じだがそこにペンダントを下げるという段階で

ICがcm単位で高さを指定してきたときの見事な調和をみて、建築空間としてとらえる自分と表装空間としてとらえるICの観点と職域の違いを感じ、これまでのICの見方が変わったという事でした。

 

生活に密着したICならではのエピソードでしたが、江口さんの「暮らしのプロデューサーであれ」という考え方がますます私も目指したいIC像だと思いました。

 

シンポジウムの後はIDM合同忘年会。

忘年会はかなりの数のメーカーさんや、協会関係者が集まり、盛大に行われました。

 

レポート ;横山 玲子